第13期全人代第2回会議プレスセンターは7日9時に、梅地亜中心(メディアセンター)報道発表ホールにて記者会見を開いた。中国財政部の劉昆部長、程麗華副部長、劉偉副部長は「財政・税制改革及び財政活動」に関する国内外の記者からの質問に回答した。
米Market News International社の記者からは、「今年の政府活動報告は、財政赤字のGDPに対する比率(赤字率)を、前年比0.2ポイント増の2.8%とした。今年は経済成長鈍化の圧力が大きく、かつ大幅な減税・費用削減が行われるため、市場は赤字率が3%を超えると予想していた。2.8%という赤字率はどのような考えに基づき設定されたのか」という質問があった。劉部長は次のように回答した。
我々は真剣に検討した上で、今年の全国財政赤字を2兆7600万元とした。赤字率は2.8%を見込んでおり、先ほど質問にあったように0.2ポイント増えている。まず、なぜ適度に引き上げるのかだが、財政赤字率の適度な引き上げは、党中央及び国務院が経済・社会の発展の需要、財政の持続可能な発展の要素を総合的に考慮した上で決めた重大な方針だ。逆周期調節を強化し、経済の安定的で比較的高い成長率を促進する。その一方で、より大規模な減税・費用削減、企業の負担の効果的な軽減、市場主体の活力の引き出しとも関連している。