香港亜洲時報(アジアタイムズ)オンラインは3月11日、「『マルコ・ポーロ』が中国に戻る」というタイトルの記事を掲載した。
中国とイタリアの首脳は今月、「一帯一路」構想について話し合う見通しだ。ブリュッセルではEUが、中国による欧州投資の共同戦略について協議する。EUの多くの地区は新シルクロードとつながっており、そこにはギリシャやポルトガル、中国と中東欧「16+1」メカニズムに加盟するEU諸国に加え、実務的な目的を持つイタリアが含まれる。
イタリア経済発展省副大臣のマイケル・ジェラーチ氏は、イタリアが「一帯一路」構想を支持する旨の覚書を中国と締結する見通しを明らかにした。同構想は、カバーエリアが広く、サイクルの長い、ユーラシア一体化を目指す計画だ。一方で米国政府は、そこから恩恵を受ける意向が無く、対立することだけを考えている。
米ホワイトハウスの報道官は同構想について、「中国がつくる中国のための」計画と批判した。ところが、この表現には根拠がなく、それが事実であれば、150余りの国・地域(今も増え続けている)や国際組織は新シルクロードに賛同しないだろう。