新華網のインタビューを受ける全人代代表・映画監督の賈樟柯氏(左)
全国人民代表大会(全人代)代表で映画監督の賈樟柯氏は3月8日、新華網2019年全国両会のインタビュー番組に
ゲスト出演し、国産映画が大衆の支持を得て創作が多様化する流れにあるが、芸術と制作のレベルはまだ大きく向上する余地があるとの見解を示した。5G時代がくれば遠距離での共同作業が可能となり、映画制作のグローバル化を大きく後押しすると話した。
賈樟柯氏は、今年の両会に対し、映画監督の著作権と映画産業のバリアフリーに関する2つの議案を提出したことを明らかにした。映画監督の著作権は、中国映画の創意工夫の喚起、映画監督の権益保護、創造型社会の構築に大きな意義を持ち、映画産業のバリアフリー推進については、障害者でも中国映画の急成長によって多くの文化的生活が可能になると説明した。
賈樟柯氏によると、2018年は目を見張る3つの数字が、中国の映画関係者と観客を奮い立たせた。ここ1年で中国が生み出した映画は1千本を超え、興行収入は6百億元超に上り、うち中国産映画の割合が60%を超えた。この数字から、国産映画が観客の支持を得て、創作も次第に多様化していることが示された。