わずか半年で、ボーイング737-8旅客機の事故がまた発生した。
中国民航局はこれを受け、国内の航空会社にボーイング737-8型機の運航停止を要請した。「このような措置をとったのは世界で中国が最初」と、ある消費者は支持を示し、『証券日報』の記者に対し、「事故原因がはっきりするまで、世界のボーイング737-8型機は運航を停止すべき」との考えを述べた。
ボーイング社は『証券日報』に対し、顧客と監督管理機関と懸念点について意思疎通し、様々な措置を講じて今回の事故の各面を全面的に理解し、調査チームと関係の監督管理機関と協力すしていると示した。
運航停止は航空会社及び乗客に損失をもたらす可能性があるかという点について、業界関係者は『証券日報』に対し、「損失は小規模にとどまらない」と述べた。
調査はまだ初期段階で、事故原因ははっきりしておらず、損失の責任を誰がとるかもわからない。
ボーイング「調査はまだ初期段階」
ライオン・エアのボーイング737-8旅客機事故からわずか半年足らずで、ボーイング737-8旅客機がまた墜落した。3月10日、エチオピア航空のボーイング737-8旅客機が墜落。昨年10月29日のライオン・エアに続くボーイング737-8旅客機の事故となる。2機の事故機は交付まもない新しい航空機で、うちエチオピアの首都からケニアの首都に向かった事故機は機齢わずか4カ月、西ジャワ沖に墜落した事故機はわずか2カ月だった。
わずか半年で同型機の事故が2回発生し、ボーイングの同型機の設計面の欠陥が疑問視されている。
北京航空航天大学航空科学・工程学院の黄俊教授は、「同じ型の2機が数カ月内に事故を起こし、不具合を連想するのも当然だが、現時点の情報と証拠を見ると、2件の事故に必然的な関連性はなく、ボーイングの同型機の技術的な欠陥だと判断することはできない」と考えている。