新たな5G機器の登場に伴い、5Gに参与する競争者も増えている。
報道によると、5G機器の数は2020年に急増し、アジアのメーカーが発展のチャンスを迎えるとみられる。バーンスタイン・リサーチの統計によると、電話、ルーター、ホットスポットなどを含む5G機器の数は2019年の500万台以下から2020年には5000万台に激増し、多くの携帯電話メーカーが今後12カ月内に5G携帯電話を発表する準備を進めている。
華為「先頭を切った」
華為(ファーウェイ)の動向に注目が集まっている。同社消費者業務の余承東CEOはモバイル・ワールド・コングレス2019で、華為5Gマルチモード端末チップ「Balong 5000」はライバルのクアルコム「X50」の2倍の速さでダウンロードできると強調した。また、展示だけでなく実際にアプリを使い、「世界最速の5Gベースバンドチップだけでなく、世界最速の5Gスマートフォンも製造した」と紹介した。
バーンスタイン・リサーチ半導体アナリストのマーク・リー氏は、華為のチップ部門である海思科技は2019年に売上高最大のアジアのチップ設計会社になると予想する。華為の携帯電話事業の急成長は海思科技のチップ事業発展を後押しするという。
アナリストは、海思科技の売上高は2014年から18年に2倍以上に増加し、今年もその勢いは続く可能性が高いと分析。
市場調査会社のアナリストのエディ・ハン氏は、世界最大の通信機器メーカーである華為は5G分野で優位に立っており、自身の基地局でベースバンドチップをテストし、時間を節約でき、商品を整合しやすいと話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月18日