都市部から農村部へ。中国市場は巨大で、奥行きがあり、消費のグレードが上がっている。都市消費市場は中高級に向かい発展しており、農村部の消費市場が台頭中で、高い潜在力を秘めている。消費の成長率は1・2級都市より3・4級都市、さらには農村部の方が高めになっている。昨年の農村部の消費成長率は23.8%で、4級都市は26.1%、3級都市は24.9%、2級都市は21.2%、1級都市は19.3%。
華美から素朴へ。中国の現在の消費は華美追求の段階にあり、贅沢品や国際ブランドが求められている。ところが消費者は物的な豊かさを経験した後、精神的な満足感を求め始めている。華美から素朴へと移り変わっている。これは人々の需要のグレードアップと合致している。モノから精神レベルへの飛躍の流れがすでに見え始めている。
欧米化から現地化へ。中国の消費はグローバル化を迎えているが、「中国製造」の台頭に伴い、伝統の上になりたつ現代化が徐々に消費者から注目を集めている。深い伝統文化の元素を持つ無形文化財や老舗店が、新たな活力を放っている。
今年の政府活動報告は消費の経済安定成長に対する重要な効果を十分に肯定しており、消費発展の流れが顕著だ。政府による消費促進政策の実施に伴い、人々は消費するための資金と時間、消費したいと思える商品とサービスを手にし、安心して消費できるようになる。これは国内の強い市場の形成を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月20日