近年、特に2017年以降、2000人弱の専門家が大気汚染の「病源」を特定するため難関突破に挑み、科学的な診断を踏まえた上で「処方箋」を出している。
さらに十数年の努力で、「2+26」都市のPM2.5年平均濃度を基準値内に
構造調整、総量排出削減、緊急対応の強化、連動促進ーこれらの難関突破専門家による「処方箋」は実務的であり、各地・各部門が実施に取り組んでいる。
ー排出削減を持続的に推進。
「汚染総量の削減は、地域の大気品質の持続的な改善を実現するために避けては通れない道だ」生態環境部大気環境管理司の劉炳江司長によると、京津冀及び周辺地域の産業構造調整は、主にエネルギー消費量と排出量の多い企業に焦点を合わせる。これらの業界の生産能力を厳しく抑制し、工業汚染対策を掘り下げ、「散乱汚企業」の総合対策の成果を固める。
ー緊急対応、共同予防・抑制を強化。
難関突破専門家は、地域共同の予防・抑制をさらに強化し、地域全体の汚染物質排出強度を引き下げ、拡散の影響を最小限にするよう提案した。緊急排出削減措置の充実化について、各地の重度汚染日緊急対策案の改定を推進し、緊急排出削減リストを細分化し、汚染源のフルカバーを実現する。緊急排出削減の措置を具体的な生産工程と生産ラインまで浸透させ、排出削減措置リスト化管理を実施し、環境管理の精密化水準を高め続ける。
中国工程院院士、清華大学教授の郝吉明氏によると、青空と白い雲に常駐させるという目標に基づき、難関突破プロジェクトチームは「2+26」都市大気品質目標達成時期と改善方法を掲げた。各地・各部門が問題解消に取り組み、正確に汚染対策を行っている。全社会の共同の努力により、市民はすでに大気品質の大幅な改善を目にしており、青空と白い雲が以前よりも目に見えて増えている。さらに十数年の努力により、「2+26」都市のPM2.5年平均濃度が徐々に基準値内に収まることだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月21日