国務院発展研究センター主催の第20回中国発展ハイレベルフォーラムが23日から25日にかけて、北京で開かれた。今回のテーマは「開放拡大の堅持、互恵協力の促進」だ。フォーラムでは、国内外の著名人が中国の大きな成果と開放措置を称賛するとともに、中国経済と今後の発展に向けた多くの議題をめぐりそれぞれの見解を述べた。
「開かれた中国、発展する中国は、世界にとって大きなチャンスだ」
多国籍企業は中国市場の先行きを楽観視し、中国での発展に自信を持っている。
中国の2018年実質外資利用額は前年比3%増の1350億米ドルと過去最高を更新、中国は依然として世界で最も魅力的な投資先の1つとなっている。中国市場の魅力とは?その答えは外国人ゲストの発言から明らかになった――
■魅力は絶え間なく成長する巨大市場から
「10年前、ダイムラーと北汽集団の合弁企業である北京奔馳(北京ベンツ)の計画生産能力はわずか3万台だった。しかしこの10年で、北京ベンツは我々にとって世界最大の生産拠点となり、年間生産台数は当初の計画の16倍となった」。ダイムラーのツェッチェCEOは、「多くの国際的メーカーにとって、中国は世界で最も重要な市場となった」と語る。
■魅力の源泉は旺盛なイノベーションの活力
「中国に来る度に、この魅惑的な国の創造力と企業家精神は私を刺激してやまない」。BMWグループのクルーガー会長は、「世界銀行の統計によれば、中国では100万人に1200人が研究活動に従事、すでに世界で上位20位に入る最も革新的な経済大国となり、戦略的市場からグローバルな価値を創出する中心地に転換しつつある」と述べた。