環球時報:昨年、両国は中国・ネパール鉄道プロジェクト協力備忘録に調印したが、進展状況はどうか。
侯艶琪氏:中国・ネパール間の鉄道建設は数世代の人たちの夢である。1973年、ネパールの当時のビレンドラ国王は訪中し、毛主席が接見した。当時、私たちの国はチベット鉄道の建設を計画しており、毛主席はチベット鉄道はいつかラサからカトマンズまで延びると述べた。
2006年にチベット鉄道が開通した。これは中国の技術が世界先進レベルに達したことを意味する。この背景の下、ネパール人はこの鉄道が指導者が言ったようにカトマンズまで延びることに再び期待した。2014年、チベット鉄道がラサからシガツェまで延びた。これにより中国・ネパール鉄道が夢に近づき、これも近年この構想が話題になっている理由の1つである。中国の発展に伴い、以前は夢だったことが現実になりつつある。私たちは、中国・ネパール鉄道もいつか実現すると信じている。
両国政府の政治意思は非常にしっかりとしている。相互接続の変化をもたらすだけでなく、それ以上に沿線の人民の経済生活を改善し、両国人民の文化などの分野の交流を強化するためである。このような変化はほかのインフラによってもたらされるものではない。
中国とネパールの両国政府は鉄道の事前の実行可能性調査を行っている。調査がほぼ終わったら実行可能性調査に入る。この鉄道にはしっかりとした政治意思、充分な資金保障、先進的な技術が必要で、着実に進めなければいけない長期プロジェクトである。
ネパールは鉄道人材が非常に不足しているため、私たちの鉄道協力の重要な内容の1つはネパールの関連技術と管理人材の育成である。この面の協力は進んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月28日