金融業、一連の開放政策が間もなく発表へ

金融業、一連の開放政策が間もなく発表へ。

タグ:金融業 開放政策

発信時間:2019-03-28 15:33:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)が27日に公式サイトで発表した情報によると、銀保監会は中英合弁会社の恒安標準人寿保険有限公司による初の外資系養老保険会社の設立準備を許可した。銀保監会は、銀行業・保険業の対外開放を引き続き推進し、ビジネス環境を引き続き改善し、条件に合致するより多くの外資系銀行及び保険会社が中国の金融市場に進出できるようにすると表明した。


 中国の金融分野の新たな対外開放は絶好の機会を待っている。監督管理層が最近相次いで打ち出しているシグナルを見ると、金融業及び金融市場の包括的開放政策の準備が加速されているほか、今後さらに開放関連の金融リスク防止体制が積極的に構築される。金融機関ガバナンス、金融市場建設、金融監督管理などの制度・ルールを整えると同時に、十分なヘッジツールを提供する条件を整えることで、各種投資家が効果的にヘッジングしリスクを管理できるようにする。


 この1週間に渡り、金融監督管理層は金融開放に関する発言を続けている。銀保監会の王兆星副主席によると、銀保監会は新たな開放の措置の研究を急ピッチで進めている。外資系金融機関の市場参入条件をさらに緩和し、かつ年限や出資比率などの数量的な制限の廃止もしくは緩和を検討する。また外資系金融機関の経営範囲をさらに拡大し、金融商品・サービスを追加する。


 中央銀行の易綱総裁は「金融業のさらなる開放拡大の5つの狙い」について説明した。これには金融サービス業の開放、金融市場の開放、人民元レート形成メカニズム改革の連動、調和的な推進の堅持や、参入前内国民待遇+ネガティブリスト管理制度の全面的な実施が含まれる。金融業開放の制度・ルールを改善し、制度的・系統的開放を実現する。ビジネス環境と金融監督管理を改善する。


 中央銀行副総裁、国家外貨管理局局長の潘功勝氏も、資本項目の開放を着実に秩序正しく推進すると表明した。今後は少数の兌換不可項目の開放の推進に取り組み、兌換可能項目の利便性を高め、取引における対外開放の程度を高め、高水準の開放型経済を構築する。また潘氏は、将来的に人民元レート形成メカニズム改革をさらに推進すると表明した。レート形成における市場の決定的な力をより良く発揮し、人民元レートの柔軟性を維持する。人民元中間レート形成の規則性・透明度・市場化の水準を高め、人民元レートの合理的でバランスのとれた水準における基本的な安定を維持する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月28日

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