中国中央企業の公司制改革が全面的に完了した。中央企業83社が規範的な取締役会を設立した。46社が3300人以上の管理職の契約化管理を実現し、出資先の上場企業81社が株式報酬を実行した。ボアオ・アジアフォーラム2019年年次総会にて、中国国務院国有資産監督管理委員会(国資委)の肖亜慶主任が発表した。
肖氏は次のように述べた。
第18回党大会以降、国有企業改革は問題中心・目標中心を堅持し、国有企業改革が市場化に向かい邁進するよう促し続けた。例えば企業の市場主体としての地位が確立されていないといった問題に的を絞り、国資委は最も基礎的な公司制改革から手を付け、長期的に存在する障害の解消に取り組んだ。中央企業の公司制改革は現在、全面的に完了している。
国資委は現代的な企業制度の不健全という問題に焦点を絞り、社外取締役が多数を占める取締役会の建設推進に力を入れた。中央企業83社が規範的な取締役会を設立した。市場化経営メカニズムの不備という問題に焦点を絞り、市場化人材採用、中長期奨励の強化に取り組んだ。中央企業46社が3300人以上の管理職の契約化管理を実現し、出資先の上場企業81社が株式報酬を実行した。国有資産監督管理に存在する問題に焦点を絞り、一連の監督管理の権限を廃止・移譲する一方で、重点分野への監督管理を強化し続けた。規定違反に対する責任追及を拡大し、監督管理の効率と質を高め続けた。
国有企業の混合所有制改革は数を拡大するだけでなく、中身を掘り下げることで、企業の発展及び革新の活力を引き出す必要がある。国有企業は混合所有制改革、再編・統合、供給側構造改革、産業のモデルチェンジ・アップグレードなどの面で、民間企業や外資系企業との間に多くの発展の共通点と幅広い協力の空間を持っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月28日