趙慶河氏は、価格指数が上昇し、企業の購買意欲が増強されたと説明する。流通分野の一部生産材料価格の上昇に伴い、主要原材料購買価格指数と出荷価格指数はそれぞれ53.5、51.4に前月比で1.6ポイント、2.9ポイント上昇し、5カ月ぶりの高水準となった。「需要と供給の両方が回復し、企業が購買を拡大したため、3月の購買量指数は好況水準の51.2に達した」としている。
注目点は、中企業と小企業のPMIが49.9、49.3でいずれも好不況の分かれ目となる50を下回ったが、前月に比べ3.0ポイント、4.0ポイント上昇したことだ。厦門大学経済学院副教授の孫伝旺氏は、中小企業のパフォーマンスが比較的強かったことについて、中央銀行の中期貸出ファシリティなどの措置による後押しで企業の与信状況が好転すると同時に、国家財務・政務制度改革が中小企業の信頼感を持続的に改善し、購買意欲を増強したとの見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月1日