韓国と米国が5Gサービスを「無理やり」開始、5Gは今後どうなるか

韓国と米国が5Gサービスを「無理やり」開始、5Gは今後どうなるか。

タグ:5G 韓国 米国 サービス開始

発信時間:2019-04-08 11:16:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 世界が待ちに待った5G商業化運営がついに始まった。韓国と米国は先週、前後して5G通信サービスを開始し、世界の注目を集めた。


 ところが米韓の第1陣となる5Gユーザーの体験は「失望的」なものだった。日本経済新聞によると、記者が韓国・ソウルのSKテレコムの営業所でアプリを使い通信速度を計算したところ、サムスンの「Galaxy S10」の5G通信速度は毎秒193Mbpsだった。2018年に発表された「Galaxy S9」の4G通信速度は47Mbps。速くなったとは言え、「5Gは4Gの20倍」という目標には遠く及ばない。しかもユーザーが店を離れると、5Gサービスが頻繁に途切れる現象が発生した。


 情報消費連盟の項立剛理事長によると、米韓の通信事業者の5G試験運用中に問題が相次いで発生しており、基本的な条件が完全に整わないまま無理をしてサービスを開始したことは明らかだと述べた。「5Gの成熟と普及は、次の基本的な条件を備える必要がある。重点都市でフルカバーし、市場で買い求めやすい価格の5Gスマホが販売され、さらに通信料金が4Gを下回る必要がある」米韓の通信事業者はこれらの基本的条件を備えぬままサービスを開始したが、焦って無理をしていることは明らかだ。


 項氏によると、中国は自分のペースに基づき5Gの商用化を進めており、かつ中国は5G産業で顕著な優位性を持つという。まず、中国には世界最大・最強の通信設備製造メーカーがある。中国の通信事業者は4Gネットワークの建設で最も成熟しており、全国に600万以上の基地局を持つ。これは5Gが大規模普及すれば、中国の効率が非常に高くなることを意味する。中国は世界最大規模の端末利用者を持つが、彼らの需要は大量の5G応用を生み出し、産業全体の急成長を促す。中国の各ブランドが5G製品を発表しているが、他国では5Gスマホを発表しているブランドが今のところ少ない。


 項氏は世界での5G普及について、産業チェーン全体の各部分の建設と設置には時間とコストが必要であるが、現状を見る限り順調に進んでいると述べた。「中国及び世界では毎日、5Gの発展に関する多くの情報が伝えられているが、産業全体に重大な失敗が発生したという内容はない。これは産業全体が点から面への徐々に発展していることを意味する」



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月8日

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