「一帯一路」の協力、スリランカの鉄道の歴史的なページをめくる

「一帯一路」の協力、スリランカの鉄道の歴史的なページをめくる。列車が密林の中と海辺をゆっくりと移動し、車窓の外には緑が広がりそよ風が吹き込む。列車はスリランカの人々の日常的な移動手段であり、インド洋の島国における観光の一大特色でもある…

タグ:一帯一路 プロジェクト  鉄道 乗客

発信時間:2019-04-09 13:59:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 列車が密林の中と海辺をゆっくりと移動し、車窓の外には緑が広がりそよ風が吹き込む。列車はスリランカの人々の日常的な移動手段であり、インド洋の島国における観光の一大特色でもある。しかしスリランカは1948年の独立以降、2019年4月8日まで鉄道を新設していなかった。


 同日早朝、新たに建設された南部鉄道延長線において、特別列車がマータラ駅からゆっくりと出発した。中国企業が請け負うスリランカ南部鉄道延長線1期プロジェクトが正式に開通した。このスリランカと中国の、「一帯一路」協力枠組み内での初の鉄道プロジェクトは、スリランカの鉄道の歴史の新たなページをめくった。


 車掌は駅で朝早くから設備を調整し、車窓を磨いていた。「前日よりこの新たな鉄道で列車を試験運行していた。スリランカに新たな鉄道が敷かれたことを喜んでいる。この鉄道は高品質で、安定的に運行できる」


 スリランカ南部鉄道延長線1期の全長は26.75キロで、南部の都市マータラとベリヤータを結ぶ。設計上の時速は120キロ。2013年に着工されたプロジェクトは、中国機械進出口(集団)有限公司が請け負い、中国進出口銀行が資金を提供した。


 スリランカ交通運輸・民間航空大臣は開通式にて、「南部鉄道はスリランカが1948年に独立してから初めて建設された鉄道だ。中国側の協力に感謝する」と表明した。


 現地の女性は100人以上のスリランカ人と共に、南部鉄道延長線を初めて体験した乗客になり、そのことを喜んでいる。「私はマータラとベリヤータの間を頻繁に行き来する。以前は自動車に乗るしかなく、道も悪く揺れてばかりだった。今やなだらかでスムーズな鉄道により、両都市間を快適に行き来できるようになった」


 7歳のある女の子は南部鉄道延長線1期で新たに建設された駅の近くで生活している。彼女はここで生まれ育ったが、交通の便が悪く遠くまで出かけることはほとんどなかったという。「玄関先の鉄道に乗りコロンボやその他の都市に言ってみたい」彼女は祖母に抱かれて座り、恥ずかしそうに笑いながら「中国のおじさんは私たちに良くしてくれ、玄関先の道路まで直してくれた」と言った。


 現地メディアによると、南部鉄道プロジェクトはスリランカの経済発展に対して重要な促進力を生む。南部鉄道が今後、港と空港を持つハンバントタに届くようになれば、スリランカ南部は陸海空の「三位一体」運輸構造を形成することになる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月9日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで