アゼルバイジャン国立科学アカデミー東洋研究所アジア太平洋研究部長のアバソフ教授は首都バクーで新華社のインタビューに応じた際に、「中国が『一帯一路』枠組み内で行う国際協力は、地域諸国間の政治の交流、道路の連結、経済貿易関係などを力強く促進することで、より緊密な地域パートナーシップを構築する」と述べた。
アバソフ氏は中国の一帯一路を高く評価した。またこれは開放的な協力の場であり、同イニシアチブは国際社会が協力とウィンウィンを実現するため得難い歴史的チャンスをもたらしたとの観点を示した。
アバソフ氏はアゼルバイジャンと中国の一帯一路枠組み内での協力について、アゼルバイジャンには地理的な優位性と豊富なエネルギー資源があり、一帯一路における重要な国であると話した。
アゼルバイジャンと中国は2015年に、シルクロード経済ベルトの建設の共同推進に関する了解覚書に署名した。アバソフ氏は、この署名は両国が一帯一路の枠組み内で全面的な協力を強化するため基礎を固めたと述べた。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は今年の関連国際会議にて、「アゼルバイジャン政府は中国の一帯一路を支持する。同イニシアチブはユーラシア各国の相互接続を強化し、より美しい未来を築くためチャンスを提供した」と表明した。