このところ、中国各地で重要プロジェクトの着工が集中している。上海証券報の調べでは、福建、陝西、四川などで集中的に着工されているプロジェクトの投資総額が1兆元を超えたようだ。
地方政府の開示情報を見ると、産業プロジェクトの割合が大きく、ビッグデータや新エネルギーなど、戦略的新興産業のプロジェクトが着工している。投資主体として、民間企業の投資マインドが回復している。
このほか、インフラプロジェクトが依然として地方政府の投資の重要な部分を占めている。アナリストは、インフラプロジェクトの実行ペースが加速するのに伴い、3月の全国インフラ投資の伸びが加速し、第2四半期も引き続き加速すると予想する。
交通銀行金融研究センターの劉学智高級研究員は上海証券報の取材に対して、「インフラプロジェクトの実行加速に伴い、3月の全国インフラ投資の伸びが加速し、第2四半期も引き続き加速する見通し。年間のインフラ投資の伸びは10%前後回復する可能性があり、投資全体をけん引する重要な力になる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月13日