中国のビジネス環境改善により外資の流入が加速

中国のビジネス環境改善により外資の流入が加速。

タグ:中国ビジネス環境

発信時間:2019-04-13 10:46:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「ビジネス環境はより良く改善するのみ、最良の環境というものはない」。4月9日の国務院新聞弁公室の記者会見で、中国国家発展改革委員会(発改委)関係者はビジネス環境改善の進展状況を説明し、中国の2018年世界ビジネス環境ランキングでの順位は前年より32上がって78位から46位へと大幅躍進し、世界でビジネス環境を最も大幅に改善した国の1つとなった。今年、中国はビジネス環境改善に向けた改革に一段と注力し、一段と精度の高い取組を進める方針だ。


 筆者は、良好なビジネス環境は国際競争力の重要な指標であると同時に、外資が中国に進出する際の「投資の指針」にもなると考える。良好なビジネス環境には、人材が集まり、資金も流入する。これもまた、世界の対外直接投資が伸び悩むなか、中国が外資を吸収して成長を実現する理由だ。


 商務部の統計では、2018年の中国実質外資利用額は8856億1000万元と、前年より0.9%増加した。中国は引き続き外資導入力が最も強い発展途上国であると同時に、世界第2の外国直接投資流入国となった。世界銀行によると、良好なビジネス環境は投資率を0.3%成長させ、GDP成長率を0.36%押し上げる可能性がある。


 2019年、中国市場への外資の流入が加速し始めた。1月7日、テスラのスーパー工場建設が上海で着工、中国で初めて単独資本で工場建設が認可された外資系自動車メーカーとなった。1月25日、英通信大手BTグループは公式サイトで、国際的電気通信企業として初めて中国政府から中国全土での電気通信事業のライセンスを取得したと発表。1月29日、英石油大手BPが山東省で給油所第1号店を開設、外資系石油企業として中国で1000箇所のスタンドを新設する5年計画が始まった。

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