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消費市場の活性化、経済のエンジンに力を注ぐ。
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外部環境の不確実性が拡大し経済成長が鈍化の圧力を迎えるなか、消費という経済をけん引する「メインエンジン」の調子はどうなっているのだろうか。記者の調べによると、国による一連の消費拡大及び市場強化の政策が、今年に入り徐々に効果を発揮している。消費市場は安定的に運行し、質を高めラインナップを拡大し、経済の高品質発展の重要な推進力になっている。
市場が安定的に運行、質向上の流れが顕著に
今年1−2月の社会消費財小売総額は、物価変動の影響を除いた実質で7.1％増となり、昨年12月及び通年を上回った。
安定運行の大きな構造の中、消費市場の質向上の流れがより顕著になる。今年3月7日に天猫（Tmall）「女王節」セールが始まってから7分で、家電業界の取扱高が1億元を突破した。うちスマート家電が特に好評を博した。果物・野菜洗浄機は前年同期比328％増、食器洗浄機は339％増となった。天猫の昨年の電動歯ブラシ販売は前年比78％増で、1000元以上の高級製品の販売が急増した。中高級品の消費が急増し、消費の質向上の流れが顕著だ。
伝統的なスーパーとECの結びつきにより、携帯電話で注文を出せば30分で配送されるようになった。無人コンビニは24時間連続で商品を販売し、携帯電話でコードをスキャンすれば決済が終了する。ネット上で人気のカフェならば、オンラインで注文・決済を済ませれば、列に並ばずティクアウトしたり、自動的に送り届けてくれる。ネット上の販売が活況を呈すると同時に、オンライン・オフラインの融合が加速している。
消費の伸び率がギアチェンジ、市場には無限の潜在力も
中国汽車流通協会自動車市場研究分会が発表した最新データによると、今年第1四半期の全国乗用車市場小売額は前年同期比10.5％減となった。ところが中国汽車工業協会のデータによると、2月の中国新エネ車販売額は前年同月比で50％以上も増加した。
消費の高いシェアを占める自動車は、中国の消費を観察する窓口だ。今年に入り社会消費財小売総額の伸び率が比較的安定しているが、これまでの2桁台の成長と比べると伸び率はギアチェンジ中で、構造も調整中だ。
国家発展改革委員会就業所得分配・消費司の関係者は、次のように分析した。自動車消費の冷え込みは消費の伸び率が短期的に変動した主因だ。高品質製品及びサービスの供給不足、消費の需給のミスマッチ、住民の所得増の遅れなどは、中長期的な消費の成長を制限する重要な要素だ。しかし全体的に見ると、中国の消費市場の規模は依然として拡大中であり、消費アップグレードを支える社会の基礎が絶えず固められている。
消費のエンジンに火をつけ、高品質発展を促進
高品質及び高付加価値の商品の供給が不足し、健康、養老、家事サービス、文化、スポーツ、早期教育などのサービスの供給に弱点が存在する。流通の効率が低く、コストが高く、信用体制に不備があり、市場の秩序を正す必要がある。中国の巨大な消費市場の活力を引き出すためには、依然として難しい問題を乗り越える必要がある。
中国（海南）改革発展研究院の遅福林院長は「消費アップグレードの大きな流れの中に多くの問題が存在し、改革により早急に解消しなければならない。例えば教育、医療、養老などのコストを引き下げ、サービス市場の開放を拡大し、深刻な供給不足の問題を解消するべきだ」と提案した。
国家発展改革委員会の寧吉喆副主任は「住民の所得増、消費環境の改善、製品の質向上など一連の措置の実施が加速し、中国の消費の潜在力がさらに引き出されるに伴い、中国経済という巨船が世界の荒波の中を着実に進む力が絶えず強化される」と述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年4月12日
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