ビジネス環境改善に向け、良好な政策の気運も徐々に醸成されつつある。2018年6月、『外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)2018年版』が発表、22の分野で開放措置が打ち出され、リストは63項目から48項目に削減、外資の銀行・電力網・鉄道幹線網建設への参入などに関する一連の規制が撤廃された。これと同時に、『自由貿易試験区外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)2018年版』が発表され、文化・資源・種苗・電気通信などの分野で一層の開放拡大が進められた。2019年2月1日、発改委と商務部は共同で『外商投資奨励産業目録(意見募集稿)』を発表し、外商投資奨励範囲の拡大、外商投資産業と地域構造の改善、外商投資の安定成長を促進するとした。
筆者は、世界の直接投資が鈍化するなか、中国が世界第2の外国直接投資流入国となったことは、近年の中国のより積極的な開放拡大措置と中国経済の安定発展の流れによるものだと考える。その一方で、我々の総合的なビジネス環境改善により、外国投資の魅力も高まり、中国は外資の投資先で第一候補に選ばれたと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月13日