豪州元外相、シドニー工科大学豪中関係研究院長のボブ・カー氏(71)はシドニーで新華社の独占インタビューに応じた際に、「一帯一路」イニシアチブは中国と世界の対話であり、発展のチャンスをその他の発展途上国にもたらすと述べた。
「このイニシアチブは中国と世界の対話だ。中国は世界に対して、経済発展をいかに共同推進すべきか話し合ってみようではないかと誘っている。一帯一路協力プロジェクトの管理メカニズムは、アジアインフラ投資銀行を参考にできる。十分な透明性と多様性があれば、一帯一路は必ず成功を収める」
カー氏は豪州のベテラン政治家で、ニューサウスウェールズ州の知事を10年歴任した。2012年3月から2013年9月に豪外相に就任し、2012年5月に訪中した。政界から遠のくと、カール氏は2014年にシドニー工科大学豪中関係研究院長に就任した。
「一帯一路は、大規模なインフラ整備を展開する中国の資源と経験をその他の発展途上国に提供し、中国の発展のチャンスをもたらすことができる。この意義から論じると、一帯一路の理念は積極的だ」
第2回一帯一路国際協力サミットフォーラムが今月、北京で開催される。カー氏は、一帯一路の理念は壮大であり、そのため一連の細分化された協力により実行する必要があると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月16日