求職サイト「猟聘網」はこのほど、「2019年第1四半期中高級人材報告書」を発表した。同報告書によると、IT業界の毎月の中高級人材の不足が業界全体の水準を大幅に上回っている。特に5Gという新興分野では、雇用枠が今年第1四半期に前年同期比32.12%増となった。平均年収は26万3800元。
同報告書によると、昨年1月から今年3月にかけて国内の中高級人材の不足が全面的に緩和した。全業界の人材不足を示す指数「TSI」が全体的に低下傾向を示し、2018年1月のピークの1.25から2019年3月には0.74まで低下した。人材は供給が需要を上回るようになった。
IT業界と全業界の過去15カ月のTSIの変化を比較すると、IT業界の毎月の中高級人材の不足が、全業界の水準を大幅に上回っていることが分かる。これはIT業界が依然として最も活力ある業界の一つであることを示している。
今年第1四半期の新興分野雇用枠増加トップ10を見ると、増加率は14.33%から91.42%といずれも成長を示している。
うち「IT+教育」が91.42%増で首位となった。eスポーツは89.50%増で2位。AIは44.30%増で3位。国産5Gスマホが相次いで発表され注目を集めた5G分野は今年、昨年第1四半期と比べ32.12%増となった。
これらの分野のうち、5Gはまた大きな見どころとなっている。今年は「5G発展元年」とされている。国内スマホ大手が2月のMWC 2019で自社製5Gスマホを展示したことで、5Gは全国民が注目するハイテクのホットな話題になった。同分野の中高級人材の需要を拡大することは間違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月23日