中国国家統計局が17日に発表した統計によると、2019年第1四半期の中国国内総生産(GDP)は前年同期比で6.4%増加した。この統計は海外メディアから高い関心が寄せられている。
ロイターは、「この数字は、同社の予想値6.3%を上回る」と報じた。ナショナルオーストラリア銀行上級外国為替ストラテジストのRodrigo Catril氏は、「これは中国政府の政策措置が成果を上げつつあることを示す」と指摘した。
シンガポール「聯合早報」は、「中国の最新のGDP成長率は、中国経済の強靭性と安定性が比較的強いことを示す」と報じた。
英フィナンシャルタイムスは、「中国の直近の経済統計は、政府の経済安定化政策が奏功し始めていることを示す」と報じた。
国際通貨基金(IMF)は先ごろ発表した最新の「世界経済見通し(WEO)」で、中国の2019年経済成長率予測を6.2%から6.3%に引き上げた。IMFが予測を上方修正したのは主要国のなかで中国だけだ。
19年第1四半期に中国経済が良好な発展を遂げたのは、主に次のような要因が考えられる。