第1に、国内の通貨供給量が増加したこと。第2に、市場の信頼感が高まったこと。第3に、国内外の需要がけん引したこと。第4に、対外開放が一段と拡大したこと。
中国経済が第1四半期に好調なスタートを切ったのは偶然ではなく、中国企業が先進技術を消化吸収し、企業の管理レベルを向上させた結果であり、中国人労働者の技能や資質の向上、経済全体の効率向上もその要因だ。また、中国製品の輸出競争力向上も着実に進んでおり、中国の輸出産業の競争優位性も当面続く可能性が高い。
全体として、中国経済は依然として成長回復の途上にあり、今年第3四半期までには成長の勢いが一段と強まる可能性があると予想されるが、これは世界経済にとって大きな意義を持つ。2008年の世界金融危機以来、新興国の世界の経済成長に対する貢献率は3分の2を超え、中国は世界の経済成長を力強く支えている。世界経済はいま下振れリスクに直面しているが、中国の経済成長は引き続き世界経済に重要な原動力を提供していく見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月23日