第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開催を控え、「一帯一路」建設工作領導小組の承認を経て、領導小組弁公室は22日、「『一帯一路』共同建設の提唱:進展と貢献、展望」報告を発表した。
報告書の全文は約1万8千字、序文のほかに、進展・貢献・展望の3つの部分から構成されている。
2013年の9月と10月、中国の習近平国家主席はカザフスタンとインドネシアを訪問した際に、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海上シルクロード」の共同建設という重要な呼びかけを提起した。その後5年余りで、「一帯一路」イニシアチブは多くの国と国際組織からポジティブな反響を呼ぶようになり、国際社会から広く関心が寄せられ、その影響力は日増しに拡大している。
報告書によると、2013年以来、「一帯一路」イニシアチブは「政策上の意思疎通・インフラの相互接続・貿易の円滑化・資金の調達・民心の相互理解」の実現を主な内容として着実に推進し、顕著な成果を上げた。そして代表的な成果が早期に表れ始め、参加国にも実利がもたらされるのに伴い、「一帯一路」共同建設への共感と参画度が高まった。2013年―18年の中国と沿線国との貨物貿易輸出入総額は6兆米ドルを超え、年平均成長率は同期の中国の対外貿易の成長率を上回り、中国の貨物貿易総額に占める比率は27.4%に上った。中国企業の沿線国に対する直接投資は900億米ドルを超え、沿線国における請負プロジェクトの契約実行額は4000億米ドルを超えた。
「一帯一路」イニシアチブは人類運命共同体の構築に着目し、「ともに討議し、ともに建設し、ともに享受する」という原則を堅持、グローバルガバナンス体系の変革と経済グローバル化の推進に中国として貢献してきた。2017年5月、第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが北京で開催され、5大分野、76大項目で、279件の具体的成果がまとめられ、全て実行に移された。
世界はいま、大発展・大変革・大調整の時期にあり、平和・発展・協力が引き続き時代の潮流となっている。未来を展望すると、「一帯一路」共同建設は多くの問題と試練に直面しているが、これまでにないチャンスを持ち、大きな発展の潜在力がある。時の流れと各方面の共同的努力により、「一帯一路」共同建設は必ずやより深く着実に進められ、穏やかに遠くまで続く平和の道・繁栄の道・開放の道・グリーンの道・創新の道・文明の道となり、経済のグローバル化がより開放的、包摂的で、全ての人に恩恵をもたらす、バランスのとれた、互恵的方向に発展するよう推し進められるはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月24日