第1四半期の経済成長率、12省が予想を上回る

第1四半期の経済成長率、12省が予想を上回る。

タグ:中国経済

発信時間:2019-04-30 11:22:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 各地はこのほど第1四半期の経済データを相次いで発表した。現在まで24省(直轄市・自治区を含む)が第1四半期の経済運行状況を発表している。


 データによると、今年第1四半期の省別GDP成長率が年間予想の範囲内だった省は、福建省、安徽省、北京市、遼寧省、重慶市、天津市で、全体の25%を占めた。年間予想を上回ったのは12省(50%)で、雲南省が9.7%で1位、貴州省は9.2%で2位。予想を下回ったのは、陝西省、青海省、広西チワン族自治区、湖南省、海南省、内蒙古(内モンゴル)自治区の6省(25%)。


 蘇寧金融研究院の付一夫上席研究員は先般、証券日報のインタビューに応じた際に「総合的に見ると、第1四半期の各地の経済発展は幸先の良いスタートを切り、安定運行、安定しつつ上昇という発展の流れを示した。また大半の省の経済成長率が予想に合致するか上回っており、各地の経済発展が十分な柔軟性を持っていることが分かる」と指摘した。


 民生銀行研究院の郭暁蓓研究員は先般、記者に「第1四半期に中国各地の経済発展が強い勢いを示したが、これには国内外の需要のけん引、市場の信頼感の強化、国内の通貨供給量の増加、対外開放のさらなる拡大といった要因がある」と分析した。


 成長率を見ると、天津市は第1四半期に最大の見所となった。付氏によると、天津市の経済成長率は2018年第1四半期に「暴落」した後、徐々に回復を開始した。昨年第1四半期は1.9%だったが、上半期は3.4%、第1−3四半期は3.5%、通年は3.6%で、今年第1四半期は4.5%となり、四半期を追うごとに好転する流れが非常に顕著だ。


 付氏はその原因について、天津市の第1四半期の固定資産投資額(実行ベース)が前年同期比で26.1%になったためであるが、より深い原因は民間投資の回復であると分析した。天津市の第1四半期の民間投資成長率は46.4%にのぼった。

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