また一部の省は経済成長の中で、新旧動力転換とモデルチェンジ・アップグレードを着実に実現した。最も代表的なのは北京市と陝西省だ。付氏は「第1四半期の北京市の新経済付加価値額の対GDP比が3分の1前後を維持した。金融業、情報サービス業、科学技術サービス業の全市経済成長への寄与率が合計で6割以上になった。固定資産投資のうち、情報サービス業が25.6%増、金融業が22.9%増となった」と述べた。
陝西省の製造業投資の伸び率が第1四半期に上昇し、モデルチェンジ・アップグレードが加速した。郭氏によると、全省の製造業投資の前年同期比の伸び率は18.4%で、伸び率は前年同期を12ポイント上回り、全国平均水準を13.8ポイント上回った。注目すべきは、ハイテク製造業の投資が拡大し、伸び率が20.5%に達し全国平均水準を9.1ポイント上回ったことだ。
また平均所得の伸び率を見ると、中西部地区が好調だった。付氏によると、西蔵(チベット)自治区は11.9%で、貴州省や安徽省なども10%を上回った。これは中西部地区の住民が大きな消費の潜在力を持っていることを反映しており、今後の内需拡大と安定成長の重要な力点になる可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月30日