情報技術は日進月歩だ。インターネット普及率が上がり、電子政務があまねく効率の高いサービスを提供し、スマートライフが一般家庭に浸透している。「デジタル中国」の建設は中国の各業界の発展を促した。万物がインターネットによって連結され、ネット上で各種手続きができるようになり、各業界の革新が促されているという良好な流れが形成しつつある。
電子政務、一般人の利便性を高める
ビッグデータ信用問い合わせシステム、オンライン電子税務局、電子社会保険カード、ペーパーレス化通関プラットフォーム――この1年間で、多くの電子政務の応用例が発表された。
人々が電子政務改革により満足度を高めるためには、どうするべきだろうか。第1回デジタル中国建設サミット以降、使いやすく、安く使え、上手に使えることが、オンライン手続きの満足度を示す重要な基準になっている。
今年の政府活動報告は「オンライン審査批准及びサービスを推進し、全国一体型オンライン政務サービスプラットフォームの建設を急ぐ。オンライン統一手続き、本籍地以外での手続きの実現を加速する。顔を合わせず手続きできる範囲を広げ、現場に足を運ぶ必要がある場合も一つの窓口で受け付け、期限付きで手続きを終えるようにする」と明確に打ち出した。中央及び各級地方政府が電子政務改革の関連要求を着実に実行するにつれ、人々の充足感と満足度も高まる。
デジタル経済が急発展
ドローン宅配プラットフォーム、AI診療システム、無人スーパー、VRスマート教室――1年前の第1回デジタル中国建設成果展覧会において、スマートライフのさまざまなシーンが人々を魅了し、デジタル経済の輝きを放った。
中国科学院院士、北京理工大学副校長の梅宏氏は「デジタル経済は徐々に形をなしている。情報技術が経済発展をけん引する急成長期、黄金の時代を迎えようとしている」と述べた。
国家インターネット情報弁公室が第1回デジタル中国建設サミットで発表した「デジタル中国建設発展報告(2017年)」によると、2017年の中国のデジタル経済規模は前年比20.3%増の27兆2000億元に達し、GDPに占める割合が32.9%にのぼった。