「意見」は強力な指針となるもので、現実に着目しつつ、将来を見据えた計画だ。それは戦略的計画であり、具体的な道筋でもある。「意見」は3つの節目を区切ってタイムテーブルを提起した。◇2022年までに、都市と農村の融合的発展に向けた制度構築の最初のステップに取り掛かる。◇2035年までに、同制度をより良いものに改良する。◇今世紀中ごろまでに、同制度を成熟させ最終的に完成させる――。そのために、「意見」は一連の具体的な改革措置も提起した。◇改革の要件は、農業と農村を優先した発展を堅持すること。◇改革の手がかりは、農村振興戦略と新型都市化戦略を協調推進すること。◇改革の目標は、都市と農村の発展の格差と住民の生活水準の格差を是正すること。◇改革の重点は、財産権制度と要素の市場的配置を改善すること――。今後しばらくは、都市と農村の融合的発展に向けた政策の導入初期であり、やるべきことは多いはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月10日