最終的に非化石エネルギーが一次エネルギー消費に占める割合を2020年までに15%に、2030年までに20%に達成させ、さらに2050年までにクリーンエネルギーを主力電源に据えるという全体目標達成を目指したいと述べた。
その上で、中国は石炭火力発電のクリーンで高効率な利用の普及促進と、スマートグリッドや原子力発電の新規建設、ガスユニット、水素エネルギー、燃料電池、深海石油・ガス、非在来型石油・ガスなどの分野でコア技術の開発を加速させると指摘。インターネット、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、クラウド・コンピューティング、人工知能(AI)などの技術とエネルギー産業との融合発展を促進していく考えを示した。
エネルギー産業の市場化改革の推進については、次段階で、改革推進の中で表面化してきた問題の解決に取り組むほか、電力の市場化取引制度の一段の整備に努め、石油・ガスの探査開発管理制度やパイプライン運用制度の改革推進に取り組む考えを示した。
「2019クリーン電力国際エンジニアリング科学技術ハイエンドフォーラム」は、中国工程院、中国電機工程学会、国家能源集団の主催で開かれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月17日