海外からは最近、中国経済に期待する声が伝わってきている。「投資の神様」と呼ばれるバフェット氏は、これから中国への投資を拡大すると公言した。ドイツメディアの報道によると、フォルクスワーゲン、BMW、ダイムラーは中国経済の先行きに期待している。商業不動産サービス会社のCBREの報告書によると、中国本土は今年、アジア太平洋の越境不動産投資の最大の目的地になった。これらの声からは、中国経済の長期的な安定運行に対する世界の自信のほどが伺える。
世界の自信は中国経済の安定・好転の持久力から得られる。中国経済は今年に入り、圧力を受けながらも安定的にスタートを切り、第1四半期の経済成長率が予想を上回った。複数の経済指標が持続的に回復した。統計データによると、昨年の中国の実行ベース外資導入額は1383億ドルで、発展途上国の中で首位になっている。新設された外資系企業は通年で69.8%増の6万社以上。国際通貨基金(IMF)の最新の報告書によると、中国は今年の成長率の予想値が唯一上方修正された主要経済国だ。ブルームバーグは「中国経済が波に乗り、中国に期待する人々が春を迎えた」と感嘆した。
世界の自信は中国経済の尽きることなき旺盛な活力から得られる。国際社会にとって、中国経済には独特な基礎が備わっている。大規模な国内市場には、「想像し難い」ビジネスチャンスが満ちている。バフェット氏は、中国は大きな市場であり、「私は大きな市場が好きだ」と話した。近年の中国経済の構造改善、消費による成長けん引力の強化に伴い、中国経済の基礎がさらに固められている。ロシアの『ニェザヴィーシマヤ・ガゼータ』紙は、中国の内需重視は完全に自国の長期的な発展戦略に合致し、内需による経済けん引方法は参考に値すると指摘した。米国とドイツのメディアは、科学技術革新が中国経済の新たな原動力になっており、中国経済の「成長ストーリー」をより魅力的にしていることに注意している。
世界の自信は、開放とウィンウィンを求める中国経済の魅力から得られる。自由貿易区の建設、中国国際輸入博覧会の開催、外商投資法の発表、外商投資ネガティブリストの縮小など、中国は近年開放の道を力強く歩んでおり、世界に中国のチャンスが迫りつつあることを実感させている。フィナンシャル・タイムズは、中国の金融市場のさらなる開放に伴い、「中国は世界の資産管理会社に高収益の見通しをもたらした」と伝えた。ウォール・ストリート・ジャーナルは、国内市場の開放により海外資本を導入する中国政府の決意からは、外国人投資家が中国市場に期待していることが分かると伝えた。
同時に中国が推進する「一帯一路」の共同建設は、世界中に開放・協力・ウィンウィンの理念の種をまいている。プレンサ・ラティーナ通信社は、一帯一路の建設は低迷する世界経済を刺激し、このイニシアチブの推進により「いっそう美しい世界が実現可能になる」と伝えた。
世界の自信は中国の経済ガバナンスにおける大胆で確固たる行動力から得られる。中国の指導部は昨年末より、景気低迷の圧力を受け逆周期的調節を強化し、企業の負担を軽減し、経済に新たな動力を注ぎ込んでいる。国際メディアの反響を見ると、この難題に取り組む知恵と行動力は、中国経済の先行きに期待できる基礎となっていることが分かる。ブルームバーグは、経済に疲弊が見えると政府が直ちに対策を講じる経済国に消極的な観点を持ち難いことを、多くの投資家が意識していると伝えた。IMFのチーフエコノミスト、ギータ・ゴピナート氏は、中国経済が安定しているのは、中国政府が大胆に行動し、財政・金融政策ツールを総合的に活用しているためと判断した。
中国経済が長期安定に向かっていることは、事実によって十分に証明されている。今後は紆余曲折を避けられないが、これは引き続き前進する中国経済の歩みを止められない。中国に自信を持ち、中国と協力するほど得られる収益が増え、発展の動力が強まる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月19日