2018年末現在、中国はギリシャのピレウス港、スリランカのハンバントタ港、パキスタンのグワダル港など34カ国・42港の建設と経営に参与している。水運サービスは一帯一路沿線のすべての国と地域を網羅している。
今回の世界港湾大会の議論において、「デジタル化」と「グリーンな発展」が未来の世界港湾発展のキーワードとされた。出席者は、複雑な世界貿易及び経済発展の流れに直面し、より多くの革新的な要素を取り込むことで、よりハイレベルの相互接続と共有を実現するべきと判断した。これらの「革新的な要素」は「中国の要素」と高度に合致する。
中国港湾協会の陳英明常務副会長は「中国の港湾は科学技術革新によって絶えず業界発展を促進し、スマート港湾の建設を加速している。世界の港湾に中国のプランを提供し、中国の知恵で貢献している」と述べた。
本大会において、ファーウェイやアリババなどの中国企業が、世界の港湾が積極的に商談する対象となった。彼らはこれらの中国企業を通じ、情報化改造や越境ECなどの分野で発展を実現しようとしている。
また中国の港湾も、世界の港湾の先進的な経験を欲している。黄氏は「中国の港湾は欧州や北米などの大型港湾の業務管理、港湾・鉄道及び港湾・航空連絡輸送の経験と成果を参考にし、世界の港湾協力をより良く実現しようとしている」と話した。
陳氏は「中国は将来的に、インフラ整備を通じ一帯一路諸国・地域と港湾・航空インフラの深い協力を引き続き推進し、双方の海上相互接続ネットワークを構築する。港湾、水運物流、臨港産業などの分野の協力を切り拓く」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月20日