今年に入り、埋蔵量10億トン級のシェールオイルを有する中国の吉木薩爾シェールオイルエリアで、中国石油新疆油田公司が開発を本格化させ、ボーリングマシン36台を使用し、47カ所の坑井で作業を開始した。8カ所を掘削し、1日あたりの掘進度は2000メートルに達し、すでに16万メートルを掘削した。
中国石油は近年、渤海湾盆地、ジュンガル盆地、松遼盆地、オルドス盆地などの大型盆地で先行試験を展開し、リスク調査を強化し、シェールオイルを4大調査分野の1つにし、大港油田、新彊油田、吐哈油田、長慶油田を開発重要モデル区に組み入れた。
新疆油田公司によると、今年、吉木薩爾シェールオイルエリアはボーリングマシン45台を導入し、約100カ所の坑井の掘削作業を完了させ、通年で55カ所の押割を行う計画。うち、年をまたいで作業する坑井は12カ所、新たに作業する坑井は43カ所で、すでに2カ所でオイルが確認されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月29日