1-5月中国対米貿易黒字が11.9%拡大 米の関税効果なし

1-5月中国対米貿易黒字が11.9%拡大 米の関税効果なし。

タグ:中国貿易

発信時間:2019-06-13 17:49:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽中国の4番目の貿易パートナーは日本

中日貿易額は8469億元で同0.9%増加した。このうち日本への輸出は3893億4千万元で同3.8%増加し、日本からの輸入は4575億6千万元で同1.4%減少した。貿易収支は682億2千万元の赤字で、赤字額は23.3%縮小した。

以上の4大貿易パートナーとの輸出入の状況をみると、1番のEU、2番のASEAN、4番の日本との貿易額はいずれも増加しており、ただ3番の米国との貿易額が減少しただけだ。

おまけに中国はEU、ASEAN、日本などの主要市場との輸出入が増加しただけでなく、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国との輸出入も高い伸び率を維持した。「一帯一路」沿線国との輸出入額は3兆4900億元で同9%増加し、輸出入全体の伸び率を4.9ポイント上回った。

こうしてみると、米国が貿易摩擦をエスカレートさせなければ、中米貿易も確実にパイをより大きくして、プラス成長を実現できたことがわかる。しかし貿易摩擦によるマイナス影響のため、中米貿易額は減少し、規模も縮小し、ここから貿易戦争にはまったく勝者がいないことがわかる。

それでは米国は独断専行して関税の大棒を振り回したことで、何かメリットを得たのだろうか。

1-5月の中国の対米輸出は3.2%減少し、米国からの輸入は25.7%減少し、貿易黒字は11.9%拡大した。この1組のデータからわかるのは、中国の対米輸出はそれほど大幅に減っていないが、米国の対中輸出は大幅に減少し、米国の対中貿易赤字は縮小しなかったどころか、拡大を続けたということだ。

米国が貿易摩擦をエスカレートさせる主な狙いは、貿易赤字の縮小だ。現在、この目的は達成できておらず、「追加関税を打ち出せばすぐに勝利を得られる」という考え方は、事実によって正しくないことが証明された。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年6月13日


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