外国メディアの6月13日の報道によると、中米間の大豆の取引量の激減に伴い、中国は巨大な内需を満たすため、ブラジルなどからの輸入量を増やしている。米国の豆農家は苦境に立たされている。
『日本経済新聞』ウェブ版の12日の報道によると、大豆の対中輸出において、ブラジルは迅速に反応し、米国産大豆が大量に出荷される2018年秋から大豆を供給し、対中輸出量は前年比3割増加した。ブラジル南部の穀物輸出基地にある貿易業者の関係者は、「2018年に取次販売した大豆は過去にない量に達した」と話した。
報道によると、苦しんでいるのは米国の農家である。
豊作と輸出量減少により、米国産大豆の在庫は過去最大に達した。シカゴ大豆先物(短期)は5月上旬に8ドル/プッシェルを割り、約10年ぶりの最安値となり、前年比で1~2割下落した。
また、ロイター通信は以前、米国の業界団体の官僚が、米国産大豆が中国の市場シェアを永遠に失う可能性を警告したと報道。米大豆輸出協会米国大豆市場マーケティングのチーフ責任者のポール・バーク氏は、「どうであれ、中国が2016年のように記録的に米国産大豆を輸入する可能性はない」と述べた。
報道によると、中国は世界最大の大豆消費国である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月14日