中国の国務院国有資産監督管理委員会(国資委)は12日、中央企業との間で経営業績責任書を締結し、2019年度の純利益目標として前年比9%増をめざす方針を明らかにした。
国資委の郝鵬(かく ほう)主任は調印式で挨拶し、「中央企業はしっかりと務めを果たし、安定成長に向けて全力で取り組んでもらいたい」と指摘。重大リスクの防止・解消と質の高い発展の実現に向け、国民経済の健全な発展を安定化させる役割を発揮し、中央企業として責任を持って取り組むよう指示した。
中国財政部のまとめによると、2019年1~4月の全国の国有持株企業の主要経営指標は上向き基調で推移。うち中央企業の売上高は前年同期比6.7%増の10兆9784億2000万元、税引き後純利益は14%増の5789億7000万元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月14日