中国通信機器大手・ファーウェイ(華為技術)がこのほど、米商務省が自社の通信機器を不当に押収し、さらに関連決定の遅延により押収された状態が続いているとして、ワシントンの連邦地裁に米商務省を提訴したということです。
裁判所が公開した資料によりますと、2017年にファーウェイはサーバーなどを含む中国製の通信機器を米カリフォルニア州の実験室で試験を行ったあと米国から中国へ送り返そうとしました。同年9月に輸送途中の米アラスカ州で、通信機器は米当局の輸出許可が必要な可能性があるとして押収されたということです。
ファーウェイは、米国外で生産した機器を原産国に送り返す場合は輸出許可が必要でないと強調しており、押収はともかく、押収されたまま理由もなく判断を遅延させる行為自体は違法だとしています。
CRIより 2019年6月23日