米物流大手のフェデックスによるファーウェイ(華為)製スマホの「配達拒否」について、中国外交部の耿爽報道官は24日「中国側は米国側に対して間違ったやり方を直ちに是正し、各国企業の経営と正常な協力に向け条件を整えるよう求める」と述べた。
同日の定例記者会見で、記者からは「メディアの報道によると、米PCマガジンの英国編集部が米国編集部に評価用として送ったHUAWEI P30が、フェデックスから米政府のファーウェイ禁止令を理由に戻されたという。本件によりフェデックスが中国政府の『信頼できないエンティティリスト』に加えられる可能性が高いとする見方もある。中国側はこれについてどのように論評するか」という質問があった。耿氏は次のように回答した。
フェデックスのファーウェイ関連の「ミス」はこれが初めてではない。1カ月前には宛先と異なる場所にファーウェイの荷物を配送していた。これほど短期間内にファーウェイ関連の「ミス」が再び生じ、再び世論の注目の的になったが、フェデックスはこれについてどのような感想を持っているのだろうか。
フェデックスは大手グローバル企業であり、対外的に合理的な説明を行い、自らの行為に責任を負うべきだ。フェデックスが「信頼できないエンティティリスト」に入れられるかについては、主管部門に問い合わせると良いだろう。
米国は国家安全の概念を濫用し、有りもしない罪名をかぶせ、国家権力を使い中国企業に圧力をかけているが、これは問題の根源であり混乱の張本人だ。米国側のいじめ行為は中国企業のみならず米国企業に損失をもたらしており、企業の日常的な経営ばかりか企業間の正常な協力を妨害している。我々は米国側に対して間違ったやり方を直ちに是正し、各国企業の経営と正常な協力に向け条件を整えるよう求める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月25日