▽ネット大手が多方面で事業展開を進め、競争の境界があいまいに
ニューメディア発展の大きな流れの中、インターネット産業では誰が「新たな成功者」になるだろうか。
同報告書は、中国のネット大手は多方面での事業展開を進めており、競争の境界も徐々にあいまいになっていると分析した。
18年にネット産業は上場ラッシュを迎えた。報告書が引用した艾瑞網の統計によると、18年12月14日現在、上場した中国ネット企業は愛奇芸、美団点評、小米集団、拼多多など64社を数える。BAT(百度<バイドゥ>、阿里巴巴<アリババ>、騰訊<テンセント>)に続き、今日頭条、美団、滴滴がネット産業の新御三家とされ、頭文字を取って「TMD」と呼ばれるようになった。
18年には拼多多、趣頭条、快手などのアプリケーションが小都市や農村地域で目を見張る動きをみせ、ネット大手の対外投資や合併買収(M&A)の歩みを加速させた。大手ネット企業が事業買収や多方面での事業を全面的に展開し、ネット企業間の競争は境界がますますあいまいになっていくとみられる。
同報告書は、小都市や農村地域への浸透は現時点のモバイルインターネットの発展トレンドであり、三線都市、四線都市、五線都市がネット企業の事業開拓の重点になりつつあると指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年6月27日