ここ数年、世界の多極化と経済グローバル化が進むなか、中国が対外開放措置を打ち出していることは、中国が一貫してグローバル化の推進者かつ理念提唱者であることを示している。グローバル化の問題については世界的な取り組みが必要だが、国際貿易では逆流現象が起こってグローバル協力に対する圧力が増しており、これが中国に対する期待を高めた。世界経済フォーラム大中華圏首席代表のデビッド・アイクマン氏は、世界的に不安定・不確定な要素が増えており、世界が中国の声を聞き、中国と深く対話することを望んでいると話す。
世界経済を観察する窓口として夏季ダボスフォーラムは、グローバル化の難題を打ち破り、中国のプランを提供する重要なプラットフォームとなっている。
今回のフォーラムには、「中国未来金融業の塑造」、「中国のバイオ科学技術革命」、「中国経済の先行き展望」、「『一帯一路』の未来」などのフォーラムが設けられた。中国がどのように各関係者と手を携え、グローバル化新時代の成長の道を切り開くかに期待が高まっている。