参考消息網は7月2日に外国メディアの報道を引用し、アップルが新型パソコン「Mac Pro」の生産ラインを米国から中国に移すと伝えた。
ロイター通信が6月28日に米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙を引用して伝えたところによると、科学技術大手の同社はOEM先の広達と販売価格6000ドルのデスクトップパソコンの生産について交渉し、上海付近の工場で生産量を増やす方向で話し合った。
アップルのある広報担当者は、「我々の全ての商品と同様、新型Mac Proもカリフォルニア州で設計し、部品は米国を含む複数の国のものを使用する。最終組立は生産過程の一部に過ぎない」と述べた。
中国はアップルの重要な市場で、アップル商品の生産地でもある。今年3月時点で、同社の売上高に占める大中華圏の売上高は約18だった。
台湾の『旺報』は6月30日に消息筋から得た情報として、部品の取得が容易でコスト面を考慮し、アップルは米国にある新型Mac Pro生産ラインを中国大陸に移すことを決めたと伝えた。これは、アップルの最後の「米国製」パソコンも将来的に「中国製」になる可能性があることを意味する。