同時に中国の燃料電池車(FCV)の生産量が年々増加している。国際水素エネルギー協会のデータによると、中国では2017年に8ブランド・10車種のFCVが生産されていた。生産台数は1272台で、前年比102.2%増。昨年の生産台数は1619台で、うち燃料電池専用車が909台、大型バスが710台。
水素は二次エネルギーだが、ゼロエミッション、高効率、エネルギー相互接続媒介、貯蓄可能、安全などの大きな特長がある。交通、化学工業原材料、工業、建築などの各分野で応用を促進できる。また水素生産の各種方法を見ると、中国は将来的にエネルギーにする十分な水素資源を確保できる。水素エネルギーを中国の末端エネルギー体制に導入し、電力と相互補完を実現できれば、中国の末端エネルギー消費体制の主体になれる。また中国のエネルギーモデルチェンジの中で重要な役割を演じることができる。
注意すべきは、燃料電池の交通への応用が、水素エネルギー発展の力強い動力になっていることだ。FCVは現在、各国の重要な戦略的産業になっている。中国は既存の資源の優位性を利用し、水素エネルギー及び燃料電池産業を構築し、産業チェーンの脆弱な部分及び重要技術への投資を拡大し、戦略的な要衝を占めるべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月7日