7月6日に開幕した第11回中国国際商標ブランドフェスティバルで、中国国家知識産権局の申長雨局長は、次のように説明した。2019年上半期の、中国の新規商標登録件数は351万5千件と、前年同期比で67.8%増加。商標登録審査周期は5カ月半以内に短縮された。現在、中国の有効商標登録件数は2274万件を超え、世界一を維持、平均で市場主体5.2社につき1件の有効な商標を保有している。
中国は商標出願大国であると同時に、海外企業の商標登録の主な出願先でもある。特に商標の国際登録特別連盟であるマドリッド連盟の重要な構成国として、中国の出願者からのマドリッド国際商標登録出願件数は昨年は6900件、今年上半期は約3000件に上り、EUと米国に続いて第3の主要構成国となっている。上半期は海外機関の中国でのマドリッド国際商標登録出願件数は3万6700件と、連盟では2番目に多かった。
近年、中国国家知識産権局は商標ブランドの育成と構築の取組を積極的に推進し、知的財産権の優良モデル企業育成を強化、企業がより多くのしっかりとした認知度の高い商標ブランドを構築できるように指導し、ブランド経済の発展を推進している。また、商標ブランドで農業従事者を裕福にする取組を展開し、農産品商標と地理的表示の商標を活用した的を絞った貧困支援を実施、地方の特色ある経済の振興を図っている。企業のブランド創出意欲や、大衆のブランド志向が高まり、中国では優良ブランドが次々に現れている。先般発表された「BrandZ(ブランジー)2019:世界で最も価値のあるブランドTop100」にランクインした中国のブランドは15に増加、世界の消費者の中国ブランドへの認知度は高まるばかりだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月8日