米経済指標ウェブサイトによると、低コストの製造業にとっては、東南アジアとメキシコの方が有利だ。米国にある工場の月給は3200米ドルを超えるが、ベトナムは237米ドル、インドネシアは188米ドル、タイは425米ドル、メキシコは400米ドル前後にとどまる。
報道は、米国が貿易においてカンボジア、インド、インドネシア、タイなどの国に優遇待遇を与え、発展途上国の経済発展を後押ししており、こうした国から輸入される多くの製品は非課税で米国に入っていると伝えた。
しかし、米国企業は、中国から離れるリスクを冒そうとはしていない。中国は世界第二位の経済国であり、多くの企業にとって13億人の消費者がいる最大の単一市場となるためだ。
米国中国商会のウィリアム・ザリット氏は、「東南アジアやインドへの移転は理に適っており、米国企業は、そうした国から中国市場へサービスを提供することができる。これは、多くの企業が事業を米国へ戻さない判断材料になっている」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月17日