国家発展改革委員会(発改委)は16日、『市場主体退出制度改革の加速に関する計画』を通達した。
市場主体の退出ルートの円滑化と退出にかかるコストの引き下げ、競争活力の促進、「優勝劣敗」(強い者が勝ち残り、弱い者が淘汰される)の市場メカニズムの整備、質の高い経済発展の促進に向ける。市場主体退出制度は現代化された経済システムの重要な構成要素となる。
発改委の孟瑋報道官は同日の定例記者会見で、市場主体退出制度の整備を早急に進めることは、供給側構造改革の本格推進に有益になると述べた。
在庫の最適化や過剰な生産能力の防止・解消、ゾンビ企業の整理を促進する上で良好な環境づくりになると指摘。経営環境の最適化にも有益になるほか、中国の破産制度をより一層、経済発展と社会進展のニーズに応じたものにするだろうと述べた。