世界革新指数、中国が14位に浮上

世界革新指数、中国が14位に浮上。

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発信時間:2019-07-26 14:02:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 世界知的所有権機関(WIPO)は24日、インドのニューデリーで2019年版のグローバル・イノベーション・ インデックス(GII)を発表した。中国の順位は14位で、4年連続で上昇した。フランシス・ガリWIPO事務局長は同日、これは中国が革新(イノベーション)を経済発展戦略の一環としてきたことの必然的な結果だと表明した。


 今年のGIIのランキングを見ると、トップ10はスイス、スウェーデン、米国、オランダ、英国、フィンランド、デンマーク、シンガポール、ドイツ、イスラエルとなっており、スイスが9年連続で首位を占めている。GIIはWIPOやコーネル大学などが共同発表している。2007年より毎年1回発表。研究開発費、特許・商標権国際登録出願件数、モバイルアプリ開発、ハイテク輸出など80数項目に基づき、世界の129の経済体の革新水準の順位をつける。各国が革新奨励策を策定し、革新活動の基準を検討する参考材料を提供する。


 12年連続で発表されている報告書のうち、先進国が主導的な地位を占めてきた。中国は2016年に中所得国として唯一初めてトップ25入りし、その後順位を上げてきた。今年は14位で、北京も世界トップ5の革新クラスタの一つとされた。


 ガリ氏は中国が順位を年々上げていることについて、「まず、中国指導部が革新を重視し経費を出しているからだ。次に、中国が革新駆動型経済発展及びモデルチェンジを非常に重視・強調しており、より多くの知識集約型ハイテク産業の発展に取り組んでいるからだ」と述べた。さらに「また中国政府は教育の質、優秀な科学研究者の確保への重視を強めている」と補足した。


 今年の報告書発表会のテーマは「健康な生活をクリエイト—医療イノベーションの未来」。報告書によると、中国は2010−17年の間にバイオテクノロジー分野の9万2107件の特許を発表しており、日本(3万3818件)の3倍弱にのぼる。薬品分野では21万5000件で日本に大差をつけ、米国を抜き世界一になっている。


 報告書発表会に出席したコーネル大学ビジネススクールのスミトラ・ドゥッタ教授は「中国は革新分野への投資を続け全面的に取り組んだことで、過去20年間の努力の見返りを徐々に手にしている。中国は将来的に、世界で最も革新力の高い国の一つになる」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月26日

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