科創板の開設から4日目、出来高は300億元弱に

科創板の開設から4日目、出来高は300億元弱に。

タグ:科創板 開設

発信時間:2019-07-26 14:13:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 初日の好発進、2日目の下落、3日目の高騰を経たハイテク企業向け株式市場「科創板」は、取引開始4日目も全面高となった。第1陣・25銘柄のうち、25日に下落したのは福光股份と楽鑫科技のみで、天準科技は15%高で最大の上げ幅を記録した。「科創板」の取引は同日活況を呈し、出来高は約292億元にのぼった。売買回転率を見ると、一部の銘柄が好調だった。沃爾徳は70.33%で、福光股份、天宜上佳、光峰科技など7銘柄も50%を上回った。


 26日は第1陣・25銘柄がストップ高・ストップ安の制限を設けない最後の営業日だ。業界関係者は、同日は資金に変動が生じ、一部銘柄のさらなる二極化が進むが、それほど大きな幅にはならないと予想した。24日の最高15%の上げ幅を見ると、すでに来週より始まる20%というストップ高・ストップ安の制限内に収まっている。業界関係者はまた、投機目的の資金が変動幅を大きくすることに要警戒であり、一般投資家は高騰に追随すべきではないと注意を促した。


 25日には売買回転率がやや上昇した。業界関係者は、資金がさらに尽きることなく送り込まれることを意味すると判断した。武漢科技大学金融証券研究所の董登新所長は、「科創板は陣容を拡大しようとしている。25銘柄だけでは需給バランスを失い、爆発的な高騰が形成されやすい。上海証券取引所と証券監督管理委員会はその対応を加速し、上場企業の数に一定のバランスを持たせ、少なくとも100−200の規模を持たせるべきだ。こうすれば投機的な売買は自ずと終了するだろう」と指摘した。


 北京大学経済学院の呂随啓教授(金融学)は「科創板の安定で重要になるのは、明確な取引計画、需給情報の十分な交換、市場の価格設定の合理性だ。これが揃えば市場で急激な変動が生じることはない。200社に達すれば、市場の資金量がまた不足し、流動性が不十分という問題が生じうる」との観点を示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月26日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで