中国の国家統計局が28日発表した統計によると、2018年の中国の「三新」経済の生産額(付加価値ベース)は14兆5369億元に上った。国内総生産(GDP)に占める割合は16.1%と、前年を0.3ポイント上回った。現在価値に基づく伸び率は12.2%と、同期のGDPの伸び率を2.5ポイント上回る水準だった。
「三新」経済とは、新産業・新業態・新ビジネスモデルの生産活動を指す。
国家統計局によると、新産業とは、新科学技術の成果や新興技術を応用して生み出された一定規模の新型経済活動を指す。
新業態とは、多元化、多様化、個性化の進む製品やサービス需要に応じ、技術の革新や応用によって、既存の産業や分野から派生するなどした新たなプロセス、チェーン、活動形態を指す。
新ビジネスモデルとは、ユーザーにとっての価値と企業の持続的な利益目標を実現することを指す。企業経営を取り巻く様々な内外要因に対し、統合や再編を行うことで、高効率かつ独自性と競争力のあるビジネス運営モデルにすることだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月29日