中国経済の中間報告、外資の中国経済への信頼を反映

中国経済の中間報告、外資の中国経済への信頼を反映。

タグ:成長率 外資導入 改革開放 経済 高品質

発信時間:2019-07-29 10:50:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 比較可能な価格で計算すると、中国の今年上半期の経済成長率(前年同期比)は6.3%で、合理的な範囲内を維持した。消費市場は堅調で、新興産業の成長が加速し、対外開放の実際の措置が次々と打ち出されている。中国の大きな商機と潜在力を目にした外資系企業は、実際の行動により中国経済の高品質発展に参加し、その中でウィンウィンを実現している。人民日報海外版が伝えた


 4783億3000万元 中国で投資が止まらない


 世界的に有名なバイオ医薬品メーカー、米ファイザー社は先ほど、同社の最新の「アップジョン事業部門」のグローバル本部を上海に置くと発表した。同事業部門の高天磊グローバルプレジデントは「当社は世界各地で経営を展開する。グローバル本部を中国に置くのは、主に新興市場の需要により良く対応するためだ。2025年には世界の2億2500万人に治療を提供する。中国はこの目標を達成するための主要市場になる」と述べた。


 商務部のデータによると、今年上半期に全国で新設された外資系企業数は2万131社で、実行ベース外資導入額は7.2%増の4783億3000万元。主要投資国のうち、韓国の対中投資が63.8%増、シンガポールが10.5%増、日本が13.1%増、ドイツが81.3%増となった。EUからの実行ベース外資導入額は22.5%増、ASEANからは7.2%増、「一帯一路」沿線諸国からは8.5%増。


 スイス石化大手イネオスが約19億元を投資し上海で地域本部を設立し、独シーメンスがドイツ以外で初となるAI実験室を北京に設立する。韓国サムスンの半導体ハイエンドメモリチップ2期プロジェクトも、西安市で着工された。上半期の外資導入データの裏側には、外資の持続的な対中投資・興業の力強い歩みがある。


 44.3% ハイテク産業が見所に


 中国経済はすでに高度成長段階から高品質発展段階に移り変わっている。市場の需要が日増しにアップグレードし、新旧動力の切り替えが加速し、創意・革新が尽きることなく生まれている。嗅覚の鋭い外資が事業展開を加速している。


 全国ハイテク産業の上半期の実行ベース外資導入額は前年同期比44.3%増で、28.8%の割合を占めた。ハイテク製造業は13.4%増の502億8000万元で、うち医薬品製造業は12.8%増、電子・通信設備製造業は25%増。ハイテクサービス業は71.1%増の875億6000万元で、うち情報サービスは68.1%増、研究開発・設計サービスは77.7%増、科学技術成果・転化サービスは62.7%増。


 中国に投資するのは、中国経済の潜在力が絶えず引き出されているからだ。中国人民大学財政金融学院の趙錫軍副院長は、中国が改革開放を持続的に掘り下げ、革新けん引型発展を堅持し、経済発展の潜在力を絶えず掘り起こしていると判断した。市場の地位、規模、さらには潜在力のどれを見ても、中国経済は世界の投資家のビジョンを支えることができる。


 長期を見据え事業展開するのは、中国発展の将来性が確かだからだ。中国社会科学院アジア太平洋・世界戦略研究院の許利平研究員は、「中国が自ら平和的で安定的な外部環境を構築する能力が高まっており、発展の重要な戦略的チャンスの時期を維持し延長する能力が日増しに強化されている。この時期は長期的に続くだろう」と指摘した。


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