ゴミ分別、インターネットを活用

ゴミ分別、インターネットを活用。

タグ:ゴミ分別 インターネット

発信時間:2019-07-30 14:55:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 注目を集めているゴミ分別も、テクノロジーを活用している。「インターネット+ゴミ分別」により、北京市の多くのコミュニティが参考になる方法を生み出している。


 朝陽区勁松五区は、北京市第1陣の「生活ゴミ分別実証団地」だ。団地内の住民用マンションは26棟で、約1100世帯が毎日5トンのゴミを出している。2011年の試行開始から、ゴミ分別に参加する世帯が今や全体の8割を占めている。生ゴミの分別率は5%から20%に上がった。


 記者が取材したところ、「インターネット+ゴミ分別」というモデルは同団地のゴミ分別普及の「武器」になっていた。街道は第3者企業と協力し、ゴミ箱の近くに「緑の小屋」を作った。住民はゴミを捨てるとポイントを獲得できる。「緑宝e生活」というアプリには、住民の参加回数、ゴミの重量、ポイント、交換可能な商品が表示される。このモデルは現在、亜運村、勁松、将台などで全面的に展開されている。年末までに全区の43カ所をカバーすることになる。


 アプリ開発が「ソフト面の取り組み」であるならば、大興区亦荘鎮のモデルは「ソフトとハードの併用」だ。アプリを開発したほか、試行団地の住民にQRコードの入ったゴミ袋を配布し、マンションの外にスマートゴミ箱を設置した。


 暁康東里コミュニティは、亦荘鎮のゴミ分別試行団地の一つだ。ここの住民は家庭内で異なるQRコードが付されたゴミ袋を使いゴミ分別した後、外のスマートゴミ箱にコードをかざして蓋を開くことでゴミを捨てる。ゴミ分別で得られたポイントは、アプリで生活用品と交換できる。分別員は検査後、正確にゴミを捨てていなかった住民に対して、アプリを使い写真や文章で指導を行う。


 西城区新風街1号院では、ゴミ分別に「顔認証」が導入されている。住民はゴミを捨てる前に顔認証を受ける。システムは認証後、自動的に蓋を開く。また捨てられたゴミに応じてポイントを付与する。街道が出資し購入したこの設備は、設置からすでに2カ月以上になる。使用前に団地内の各世帯の顔情報収集が行われた。顔情報収集システムに登録された住民がゴミ箱のカメラの前に立つだけで、自動的に蓋が開かれる。


 ゴミ分別は長期的で難航が予想される系統的な取り組みだ。「インターネット+ゴミ分別」モデルを応用するためには、関連する宣伝・監督・訓練などを同時進行しなければならない。これについては、大興区亦荘鎮の方法が参考になる。亦荘鎮は女性・児童・高齢者に広く働きかけ、各家庭にゴミ分別を促している。1人の児童を教育し、1つの家庭を変え、1つの団地に影響を及ぼし、1つのコミュニティをけん引する効果を発揮しようとしている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月30日

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