中国高速鉄道の18年 世界が驚く安定した走行

中国高速鉄道の18年 世界が驚く安定した走行。

タグ:中国高速鉄道

発信時間:2019-07-31 16:43:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 山東省曲阜市は孔孟の里で礼儀の町でもある。京滬高速鉄道の開通後、観光客数は大幅に増加した。曲阜三孔文化旅遊有限責任公司の王勇副社長は、「高速鉄道の開通により、北京・天津と江蘇・浙江・上海の旅行者は週末に曲阜を訪れて観光できるようになった。三孔の観光客も大幅に増加した」と話した。

 

世界クラスの安定性

 

 2015年夏、あるスウェーデン人観光客が撮影した、走行中の京滬高速鉄道の窓際に硬貨を立てて9分間倒れなかった動画が話題になり、中国の高速鉄道の安定した走行は世界を驚かせた。世界クラスの安定性は、大量の鉄道人の汗と知恵の結晶である。

 

 安定した走行といえば、まず優れた運転士を思いつく。一人前の高速列車の運転士になるまで6~7年を要し、この期間に30キロ以上の規定技術を確実に覚え、1825日の安全乗務作業を保障しなければいけない。蒸気機関車から「復興号」高速列車に至るまで7種の列車の運転免許を持つ薛軍さんは安全、安定、ダイヤ遵守は運転士に最も重要な責任だと考える。1992年にディーゼル機関車の運転免許を取得したという彼は、「当時はこれで一生食べていけると思っていた。中国の鉄道がわずか10年でディーゼル機関車から電力機関車に、さらに高速列車になるとは予想もしていなかった」と話した。

 

 硬貨が倒れなかったもう1つの主な理由は、車輪の下の安定性の高いシームレスのレールである。記者は済南市桑梓店のレール溶接基地を訪れた。ここでは長さ100メートルのレール1本ずつにサビ除去、溶接、研磨、焼きならし、矯正、探傷など17工程の作業を行い、最終的に500メートルの長いレールに加工して高速鉄道に敷設できるようにする。中国鉄道済南局集団有限公司の鉄道線路整備技術専門作業室のチーフ指導員の呂関仁氏によると、高速鉄道に使用するレールは溶接部分の継ぎ目を0―0.3mm/mにしなければいけない。



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